どうなってんの? マントル細胞リンパ腫闘病記

2015年3月。脾臓の腫れから発覚した悪性リンパ腫。脾臓摘出・生検の結果、判明した病型はとりわけ手ごわいといわれ、 標準治療も定まっていないマントル細胞リンパ腫(MCL)だった…。 自覚症状のなさと医師のシビアすぎる診断とのギャップに頭の中はチンプンカンプン。いったい全体わたしの身体どうなってんの? MCLと闘う50代オバさんの記録です。

 

ダメージは0?

 

f:id:ABOBA:20190712143844j:plain


2015年8月1日(土)。1コース(R-high-CHOP)のday5。
day2 から続いていた輸液がやっと終了、10時に点滴棒から解放された。

今のところ副作用が軽いのでとても楽だが、地味に辛いのが尿量測定(尿測)だ。なにせ輸液がジャンジャン入っていたのでトイレ頻回。6時間で尿量が600cc以下の場合&夕方体重を測ってday1より1.5kg増えていたら、利尿剤が注射される。その後はもう1時間おき(ヘタすると30分おき)のトイレパレード。回数にして一日20回は軽い。その度に毎回紙コップに受けて量を記録するのだ。やれやれ。

しかし、逆にいえばそれくらいしか辛いことがない。

吐き気 なし。
口内炎 なし。
味覚障害 あり。でも食欲旺盛ご飯毎回完食
だるさ なし。
しびれ 左手薬指と小指に若干あり でも日常動作に影響なし

辛さで言えば、船酔いや車酔い、風邪をこじらせて喘息状態になったり、虫歯が疼いたりしたときのほうがよほど辛いくらい。5月の脾臓摘出後の痛みに比べたら、ダメージ0と言ってもいい。使う抗がん剤にもよるのだろうが…。もちろん、血球が下がってきて感染症にかかったりすれば辛いことになるだろうから、油断はできないが。

f:id:ABOBA:20190712162954g:plain

前日感じた舌の軽微なしびれは、幸い消失した。味覚障害は日に日にはっきりしてきているが、一口食べると「変な味だけど食べられるな」という感じで、気がついたら完食している。
しかも!これは退院直前になって判明したことだが、普通女性の患者さんはご飯定量200gのところを半分の100gにしてもらう人が多いらしい。いや、わたしもやけに多いなぁとは思った。思ったけど出されたものは食べたほうが良かろうと、毎度完食していた。どうりで痩せないはずである。

この病棟では自分で検温表をつけることになっていて、食べた食事の量もパーセントで記録する。主治医のM先生がやってきて、食事欄に100、100、100…と延々と書いてあるのを(やぁ食ってる食ってる)と言わんばかりにじーっと見ていた。てっきり笑われるのかと身を縮めていたが、M先生は真顔で
「この時期に胃腸を動かすことは、とても大切ですよ」と言われた。おお、それはよかった。

食べなければ胃腸は動かない。オンコビンなどの薬の作用もあって、抗がん剤治療中は便秘になりやすい。そして便秘はさまざまな体調不良を引き起こす。しっかり食べて胃腸を動かすことで、ダメージはかなり少なく済んでいるようだ。

でも、やはりご飯200gは多すぎだったなぁ。

 

にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
 

PVアクセスランキング にほんブログ村