どうなってんの? マントル細胞リンパ腫闘病記

2015年3月。脾臓の腫れから発覚した悪性リンパ腫。脾臓摘出・生検の結果、判明した病型はとりわけ手ごわいといわれ、 標準治療も定まっていないマントル細胞リンパ腫(MCL)だった…。 自覚症状のなさと医師のシビアすぎる診断とのギャップに頭の中はチンプンカンプン。いったい全体わたしの身体どうなってんの? MCLと闘う50代オバさんの記録です。

 

1コース R-high-CHOPの評価


2015年8/11(火)。1コース(R-high-CHOP)のday15。
今日はリツキサンの日だ。2回目なので投与時間は前回よりだいぶ早い。昼食後に始めて16時には終了した。
1コースはday21まであるが、薬の投与はこれでおしまい。白血球も上がったし、次コースまでゆっくりリラックスして過ごすのみ。

と思っていたら、明日は早くも1コースの評価のためのCTや骨髄穿刺などの検査予定が入った。効果が認められなかったら治療変更になってしまうのでちょっとドキドキだが、先生方は回診の度に「順調ですよ」と言われるので、まぁ大丈夫だろう。


2015年8/12(水)。1コースのday16。

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朝の採血で白血球がドカンと上がって 28,700/μl。これは昨日打ったG-CSFだけでなく、リツキサン前に投与したデキサメタゾンの影響もあるようだ。

さて、今日は造影CTだ。サイドテーブルには昨夜から禁食用の卓上ポップが置かれている。間違えて届いた朝食を「食べていいのか」と勘違いしたり、うっかり何か口にしたりを防止する。三角形のニクい奴は、わたしのような食いしん坊患者の役に立っている。

造影CTが終わって遅い朝食が届いたが、10時を過ぎていたのでバナナ1本にしておいた。バナナ後は骨髄穿刺(マルク)。O先生がやってくれた。とても上手で、痛みなどはまったくなし。骨髄をキューッと吸い上げられる変な感じだけはどうしようもないが。マルク後の出血や痛みもなし。ただし、この日はお風呂(シャワー)禁止。

2015年8/13(木)。1コースのday17。
O先生が前日の検査のとりあえずの結果を教えてくれた。
骨髄、末梢血から腫瘍細胞は消えている。が、分子的にはまだいるかもしれない。
「なにしろ治療前は末梢血にもウヨウヨいたからねぇ」と。うわぁ…。そして、
「CTの画像からも腫瘍は半分程度になっていて、部分寛解と言えます。順調です」
よかった!これで予定通り次のコースに進める。
CTの画像など、1コースの評価の詳細については、来週頸椎のMRIを撮った後にまとめて説明してもらうことになった。

しかし、悩ましいのは自家移植のための幹細胞採取のタイミングだ。もし腫瘍細胞が含まれる幹細胞を移植すると、体内で増殖して元の木阿弥になってしまうので、末梢血から確実に腫瘍細胞が消えてから採取したい。しかし、コースが進んでからでは抗がん剤の影響で取れない人もいる。次のコースで取るか3コースで取るか迷うところだ。

そういえば、日経メディカルに載っていた R-high-CHOPアールハイチョップ+CHASERチェイサー 臨床試験の記事にも「数名の幹細胞採取が不十分となったことから、効率的な採取が今後の検討課題だ」とあった。この件については、引き続き先生方が検討することになった。


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